世界遺産 東寺
2022年11月12日 2025年10月5日

東寺
創建からおよそ、1200年。
東寺は平成6年、1994年に世界遺産として登録されました。
平安遷都とともに建立された東寺は官寺(かんじ)、つまり国立の寺院。
その寺院を桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は、唐で新しい仏教、密教を学んで帰国した弘法大師空海に託しました。
東寺HPより

講堂には21体の仏像が並んでいます
仏達の世界を描き出す曼荼羅
大日如来を中心に右側には五体の菩薩
いずれも国宝
左には国宝五大明王像(平安時代)
怒れる仏、明王は空海が初めて日本に伝えました

空海は広大なアジアからの風を呼び込みました

空海が伝えた密教では
宇宙の根源とされ
最も尊ばれる仏です
大日如来を初めて見ました。
平安時代の遥か昔から人々の苦しみを見つめ
救済してきた大日如来
1200年の時空を超えて当時の人々を感じる
「全てをわかっているのだよ」
というような
宇宙の大いなる慈悲にふれ
その優しい眼差しに自然と心が鎮まり
穏やかな気持ちになりました。
この世のあらゆるものは大日如来の元にある
空海が壮大な世界観を託した東寺の立体曼荼羅




菅原道真も参詣したそうです。

紅葉し始めた庭園も
落ち葉が舞って
秋晴れの気持ちの良い日でした


国宝や仏像に触れ
溢れんばかりの慈悲を感じました